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科学的根拠に基づいた最強の勉強法は「検索練習」である

投稿日:2018.12.12.

「検索練習」は多くのメタ分析で学習効果を実証

様々な勉強法がありますが、科学的に最強だと言われている勉強法は「検索練習」というものです。心理学では「テスト効果」ともいわれます。

検索練習とは何かといいますと「勉強した内容を思い出すこと」。意外に思われるかもしれませんが、たったそれだけなんです。例えば、学校から電車で帰っている最中に「今日は何を勉強したっけな?」と思い出すだけでいいんです。他にも以下の方法は検索練習に含まれています。

メタ分析が「検索練習は学習効果が高い」と実証[1]していて、効率的に勉強しようと思ったら検索練習をやらない理由がありません。

検索練習はストレスにも強い

「検索練習はストレスの影響を受けるのか?[2]」という研究によると、検索練習で憶えた記憶はストレス状況下(例えば試験本番など)であっても思い出すことができることが分かりました。

この実験では、参加者の学生120人を以下の4グループに分け、30個の単語と画像を記憶してもらいました。

  • 検索練習し、翌日高ストレス下で試験される
  • 検索練習し、翌日低ストレス下で試験される
  • 再チェック学習し、翌日高ストレス下で試験される
  • 再チェック学習し、翌日低ストレス下で試験される

結果は以下のような感じでした。

  • 検索練習は再チェック学習と比べて50%程度記憶の定着率が上がる
  • 「検索練習+高ストレス」と「再チェック+低ストレス」の成績はほぼ同じ

研究者曰く、

ストレスを受けると記憶から必要な情報を取り出す能力が下がる。しかし、検索練習などの効果的な勉強法を実践すれば、ストレス負荷が高い環境であっても、必要な記憶へアクセスできることがわかった。

とのことです。つまり、検索練習は学習効果の高い勉強法というだけでなく、例えば試験本番のストレスで頭が真っ白になってしまうような状況にも効果があるということみたいです。

検索練習の効果

検索練習は科学的に高い学習効果があることが分かっています。さらに、人の記憶はストレスに弱いとされていますが、検索練習で憶えた記憶は、試験などの高ストレスの状況であっても必要な記憶にアクセスできるようにしてくれるようです。ですので、積極的に以下のような勉強法を取り入れていきましょう。

  • フラッシュカード
  • テキストの暗唱
  • テストやクイズ

ちなみに、検索練習をさらに効果的に行う方法もあります。「科学的根拠に基づいた勉強法」というエントリに書いていますので参照してみてください。ぜひ勉強には検索練習を取り入れましょう。



こちらの記事も参考にしてみてください。

About
植木都顕
(Ueki, Kunitaka)

システム開発会社(株)ロワのアトリエ代表取締役
早稲田卒(副総代)。稲門会副会長、研究会副幹事長
1.技術屋。知性構造に興味を持ち人工知能を研究
2.読書家。書籍・論文あわせて年間3,000冊以上
3.効率主義。論文抽出に独自ツールの使用など
最近の目標は海外の大学院で勉強すること
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